2021-02-17
大阪豊中市・天満橋のパン屋さん、パトリエフクモリの福盛尊子です。
色んな所で目にする『白い砂糖は体に悪い』
本当にそうなんでしょうか?体に悪いから危険!!
というのは何故そのような事になったのでしょうか。元々砂糖というのは
高級品だったはず。
そんな砂糖についてお話しします♪
白い砂糖は体に悪い?
体に悪いのではなく、とりすぎるから悪いのです☆
白い砂糖は漂白されている
白い砂糖は精製されているから体に悪い
白い砂糖は依存性が高い
白い砂糖は骨を溶かす
砂糖がどのように作られているか知っていますか?
パールエース様のHPより引用ですが、以下の通りです。
収穫したサトウキビは、時間の経過とともに含まれる糖分が減っていくため長期の保管に適しません。そこで、刈り取ったサトウキビは現地の工場ですぐに汁をしぼり、ろ過をした後、煮つめ濃縮し、結晶を作ります。これがサトウキビ畑のすぐ近くで作られる「原料糖」です。
こうしてできた原料糖には、まだ不純物が多く残っているため、消費地近くの精製糖工場に船で運んで砂糖(精製糖)を作ります。
精製糖工場では衛生的に管理された環境で、届いた原料糖を溶かし、さまざまなろ過を繰り返して不純物を取り除き、無色で透明なほぼ純度100%の砂糖液を作ります。この糖液を煮つめると糖液の中に砂糖の結晶ができてきます。それを遠心分離機で結晶と蜜に分けて、取り出した結晶を乾燥させて冷やします。こうして上白糖やグラニュ糖などのお砂糖ができあがります。
漂白工程はありません。
精製されているから危険という根拠もないです。
依存性が高いのはどの糖も同じです。
骨を溶かす程食べますか?
体に良いと言われている甜菜糖
もちろん、いい砂糖です!
甜菜糖は
ろ過をして煮詰めると結晶と糖蜜に分かれます。それぞれ乾燥させると
結晶は上白糖やグラニュー糖
糖蜜は甜菜糖になります。
糖蜜を乾燥させているのでミネラルやオリゴ糖等が含まれているので
体に良い!という解釈になります。
白いお砂糖は昔高級品でした。
お砂糖は奈良時代に中国から入ってきたと言われています。
一般庶民の口に入るのは明治時代と言われているので
かなりの年月一般庶民が口にする事がほとんどない程
高級品として扱われていました!
世界ではグラニュー糖が主流
海外ではグラニュー糖が主流となっています。
もちろん日本のように、GI値の低い砂糖等も売られているようです^^
結論として、白い砂糖が危険というのではなく
取りすぎない程度に食べる事が大切です。
体に良い甜菜糖や黒糖も許容量超えると上白糖と同じように危険と
なります。どれも原料は同じです。
白い砂糖を食べて骨が溶けてしまっては、人間が生きているのも
難しいでしょう。ケーキ一個食べて骨が溶けた!なんて聞いたこと
ありません…
また砂糖から栄養を取るのは非常に難しいと思います。
体に必要な栄養素というのは、人によって様々ですが
体重、身長、年齢で決まっています。
そこに満たす程砂糖では補えません。
砂糖の栄養素を気にするよりは、色んな食べ物をバランスよく
食べる事が大切と考えます。
パトリエフクモリでもきび糖を使う事があります。
栄養素というよりは、コクを出す為に使っています。きび糖を使ったパンで
栄養を取りましょうとは言えないのです。
ネット内では色んな情報が飛び交っていますが、危険な食べ物というのは
本当に何なのかしっかり調べた上で人生の食を楽しみましょう^^
白いお砂糖も食べていいんですよ!!
茶色いお砂糖も食べていいんです!!
甘い物食べると疲れも吹き飛びます♪
一つの観念に固定されず、毎日を楽しみましょうね♡
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